ビジョンとターンと3年後

今日は、様々な場所で、今年や将来の展望が掲げられたことだろう。

将来のビジョンをかかげるのは、実は、とても大変なことだ。個人の話ではなく、会社や組織になればなおさらだ。でも、思わない限り、何かは実現できないのだからビジョンは必要だ。何かを毎日願っていない限り、それは実現できない。

さて、話は全然変わるのだけれど、村上春樹の小説に「プールサイド」という短編がある。その主人公の考え方が、私は好きだ。水泳の選手だった主人公は、400メートルのプールはターンがあるからこそ、全力で泳ぐことが出来ると考えている。400メートルという距離を細分化するから、人は頑張れるのだと。

私は水泳が苦手で、ターンをするのでも精一杯(事実25メートルを泳げる自信もない)なのだが、この考え方はとても良く理解が出来る。何かを目指す時、細分化していくことはとても有用だし、人にパワーを与える。どんなに大きなプロジェクトも分析していけば、日々の小さな業務に細分化できる。

ところで、年明けというのは、当たり前だが、何かを始めたり、あらためて、いろいろなことを考えるのに、適している。初もうでや書き初めといった行事は、これから始まる365日という時間に対して、何をしていこうかを考えさせる。

そんな訳で、今年がまた、始まった。だが、今年の私はいつもとちょっと違う。去年までは、1年の願望を考えていたのだが、今年は3年後どうなっていたいのか?という風に考えてみたのだ。これから来る時間を、ゴールに向けて、何度かのターンをしていくことにしよう。

というようなことを、最近私は考えているのだが、よくよく考えると、このコラム、年に50回も、書くチャンスがない。今年は例年以上に、このコラムをしっかりと書きたいと思う。