さらばPC。

今朝、私は、会社で数年使っているパソコンを変えた。

アルファベットの「F」と「W」が取れてしまったPC。エクセルとメールを同時に立ち上げると、3回に1度は、フリーズするPC。表現しようの無いトラブルを抱え、時として真っ白な画面で、私をドキドキさせるそんな人騒がせのPCを、新しいものに変えた。でも、ファイルとかの移行がまだ済んでないので、机の上には2台のPCがある。

懐かしい気持ちで、古いPCを見ると、いろいろ迷惑をかけたことばかりが思い浮かぶ。私にとって、PCって、松井にとってのバットや、中田にとってのシューズに等しい。しかし、私は、その大事な道具をずさんに使ってきた。電源はつけっぱなしだし。最適化はめったにしないし。デフラグだって殆どしてこなかった。もしSF的に、PCが意思を持ったら彼のやることは私に悪態をつくことなんじゃないかと思う。

だから、私は、PCをシステム部門に返す前に、最適化とかデフラグをして返そうと思う。数年来毎日の仕事を共にした奴だ。手のひらを乗せる場所の塗装ははげ、マウスは磨り減り、キーボードの刻印は薄れたPC。私はこのPCで無数の文字を打ち、無数のメールを出した。そして、沢山の汗をかいた。このPCは私の同士なのだ。

最後の最適化をする間。もし彼が夢を見るのだったら、せめてその夢は、使い主が緩やかにキーボードをタッチする姿であって欲しい、と思う。