シェフの料理と企画
先日、友人の就職祝いにレストランへ。私、今年で26歳なのだが、こういったシャレた行いをするのは初めて。そのため、なにをオーダーしたらいいやら、予算はどれくらなのやら全く分からず、もじもじ。「お客さんうまいもんを好きに頼めばいいんですよ。」というシェフの言葉が、なぜか居心地が悪い。
しかし、料理が運ばれだしたとたん、そんな居心地の悪さは、どこかへ消えていく。頼んだお酒とバッチリあった絶妙な前菜。前菜が何品くるのかわからないので、次はなんだろう。という期待がこれまた楽しい。メインももちろん絶品だったのだが、その後に、「でも、小腹がへっている」という私にパスタを出してくれる。今度はパスタでお腹一杯になったので、「デザート食べれないっす」と密かに思う私達に、「デザート」はいかがなさいましょうかというお言葉。「コーヒーだけでいいです」と一安心。デザートはなんだったのかなと気になりもしたが、お腹も気分もよく「ごちそうさま」と店を出る。さすがは、毎日のように、顧客満足を追求しているシェフ。と思わせる一連の流れだった。あっぱれ。
さて、この一連の流れだが、私達が企画をクライアントや上司に出すときに使えるテクが非常につまっていると思う。
企画はこうあらねばならないという固定概念よりも、「提出する企画が美味しいかかどうか」に気をつかうこと。また、次はどうなるのかという期待感を抱かせる流れをつくること。そして、もうちょっと何か欲しいなというところに、もう一つのアイデアをプラスすると効果的だということ。最後に、相手の腹具合によっては、用意してある企画も出さないことも効果的だということ。
うーん。こう考えると、シェフにはいろいろ学ぶべきところが多い。と言っても、シェフがいるレストランなんてそうそう行く機会がない私。他の人がつくった美味しい企画を沢山「食べる」ことで、味を学んでいくことにしよう。世の中、美味しい企画が沢山発明されているのだから。
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