新聞とは別に届く何か
私の朝は、オジサンから新聞を買う事で始まる。今朝、そのオジサンが、「淋しいな」とポツリといった。
朝の不意打ち。私は会社に急いでいたにも関わらず、「えっ?」と立ち止る。すると、オジサンは、こう言った「いや、昨日新聞休刊日だったから。。なんか淋しかったな」って。
私は新聞を購入し、「そうですね」と言い、電車にとび乗った。が、オジサンの言葉が妙に耳について離れなかった。「新聞が出ないと淋しい」か、と。
このオジサンは、以前もこのコラムで書いた事があるが、飲み屋で一緒になった時、私達の分まで会計を済ませていってくれた人。朝、わずか1分程度。(たまに忙しいと新聞を購入しない日もある)新聞と140円を交換する私に対しどこか特別な何かを感じてくれてる人である。
そんなオジサンの言葉だからという事もあると思う。しかし、このオジサンの言葉は、人が仕事に対して持つある種の感情がとても表現されてると思えてしょうがないのだ。
日々自分が取り扱っている商品が、朝届かないと淋しい。その商品がないと、自分が日々やりとりしている人との会話が無いから淋しい。無論、売上が少ないから淋しいのかもしれない。その理由はわからない。
でも。私は、この一言を聞いて、オジサンをまた少し好きになったのだった。
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