評価の時期、あるいは、ルックスについて

会社では、評価の時期である。

私の半年間の仕事が評価される時期。自分の仕事を振り返る時期。自分で自分を評価する時期。淡い期待と厳然たる事実の間で揺れ動く時期。まあ、いろいろ表現できるが、とにかく評価の時期である。

ところで、評価というとどうしても思い出す会話がある。それはある夜、いきつけのカフェで店員二人と飲んでいた時の会話。深夜1時。話はなんとなく恋とか愛の話になる。時間が緩やかに流れる中の出来事。なお、カフェのオーナーは、めちゃハンサム。ハンサムでカフェオーナー。正直腹立たしい。

その彼が言った。「やすさんは、結婚相手として良いと思いますよ」と。そして、こう続けた。「仕事もしっかりしてるし、性格も大らか。ルックスだって、中の上だし」と。

私は、耳を疑った。「顔だって、中の上」という一言にだ。どう考えてもそれは誉め言葉ではない(ですよね?)。無論、自分のルックスが良いとは思っていない(のか?)。しかし、そんな事、面と向かっていわなくても良いではないか!?と。そして、こうも思った。私は、お客さんである。よって、上記の評価には、多少のお世辞も入ってるのだろう。という事は、おそらく彼の中で、私のルックスは、おそらく「中の下」なのである。

私も今や32歳。だから、この評価を受け入れられた。しかし、おそらく高校生だったら、受け入れられなかった。大学生でも無理だったと思う。笑ってやりすごしもしなかった。私はただ、この事実を受け止めた。ごまかさなかった。それは偉いと思った。自分を誉めた。

しかし、その一方で、例えば、同僚の福田や寺田が一体どのランクなのかが気になったのも事実だ。これは、サラリーマン故だからなのだろうか?それとも男だからなのだろうか?とにかく、そこがとても気になる。

それにしても、人は、こうした小さい出来事をいくつも乗り越えて大人になっていくのですね。