「言った/言わない]の世界。
ビジネス経験もそろそろ10年になろうとしているのだが、恥ずかしい事に時々「言った/言わない」の世界になることがある。
で、もっと恥ずかしい事に、大抵の場合、「そんな事聞いてないですよ」と言われた場合は、事実、「言ってない」事が多いし、「前に、こう言ったじゃないですか!」と言われた場合は、確かに「言った」事が多い。困ったものだ。俺。
そんな風だから、私はメモをしたり、メールをしたりして、齟齬を無くすようにする。しかし、どんなに努力をしても、コミュニケーションから不確実性を無くすことは出来ない。相変わらず、「聞いてない!」って怒られる事も多いし、「えー!そんな事言ってましたか!?俺」という風に驚愕する事もある。微妙なニュアンスを取り違え、逆のことをしてしまう日もある。
が、考えてみれば、私達は、言葉だけで仕事をしてるわけではない。口では「素晴らしい!」と言いながらも、表情(カオ)では、「駄目でしょ、それ」と伝える人もいる。無口なのに、体全体で、「それ素晴らしい!」と表現する人だっている。そう、私達の世界は、「言った/言わない」という言葉の世界より、もっと広くて深い世界なのだ。
だから、最近の私は、言葉の背後や行間や表情を読みとろうと努力をする。ちゃんとその場の空気と相手の意思が私にわかっていると、「言った/言わない」の問題は発生せず、お互い気持ちよく仕事ができたりする。これって、結構、不思議なものだ。
なんて事を文章にしてしまうと、「ほらこの前の事、やっぱり言ってなかったんじゃないか!」と言われかねない件が数件浮かぶ。そんな訳で、この文章を送るべきかどうか、私は今、迷っている。
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