人生に遅すぎる事は無い

正直に言おう。私は、日本の県名を全て言えない。

いや、もっと正直にいうと、全国の半分くらいしか言えない。白紙の地図に名前を書いていくなんていうのはもっての他である。なお、さらに言えば、世界の国名も同様に苦手である。そして、国の名前がわからないので、歴史も苦手である。ちなみに。

そんな私が一念発起し、参考書を買った。小学校高学年用の社会科のそれである。ビールを飲みながら、カフェでその本を読む私は、明日の授業の準備に余念の無い熱心な社会科の先生に映ったはずだ。というより、それ以外に考えられないはず。

しかし、そういう風に見えてもおかしく無いほど、私は、その本(『良くわかる社会、小学校高学年用』)に熱中していた。とにかく、めくるページ、ページに知らないことばかり書かれているのだ。特産物、面積、etc.ここまで知らないと逆に面白くなってくるほどに。

32を過ぎて、私は、そうした抜け落ちた空白を埋めようと思った。上司にはそんな部下をもって、恥かしいと言われ、部下には、面白がられ、友人には、あきれられてもだ。

物事には遅すぎることは無い。私はそう信じている。

何かが足りないとおもったのなら、今すぐにそれを補う事は可能なのだ。そして、恐るべきことに、こうした抜け落ちてるピースは、上記だけでなく、財務や経理、あるいは、上司と一緒の時のタクシーの乗り降り、エレベーターの降り方等など、無限の広がりを見せているのである。

広大なり、我が、学ぶべきフロンティア。