人との出会い方、人との出会いの深め方
不思議な人が好きだ。
例えば、「絶対に売れてないだろう、この店」と思うのに、ニコニコしてる古本屋の店主とか、「普通お客さんの話を聞くだろう」と思うのに、自分の話ばかりして、しかもそれが全然面白くないけれど、あまりにも楽しそうに話すので、「まあいっか」となってしまう美容院の人とか。なんていうか、職場に居たらちょっと困るんだけど、気になってしょうがない人が私には沢山いる。
昔は、そうした人を遠目に眺めて、「一体どんな人生を歩んだらこういう人になるのだろう」と思っていたのだが、年をとってずうずうしくなると、ふと「今度のみいきましょうよ!」という一言が口に出るようになった。そんな流れで、先日、毎朝新聞を購入する新聞スタンドの「オヤジ」と飲んだ。
私の事前の予測では、「オヤジ」は、学生運動とかやっていて、早稲田の政経を中退し、そのまま世界旅行に出かけ、資本主義についていろいろ考え。日本に戻ってきてはあるべき社会について考え。政治にも詳しく、様々な仕事を経験しながら、世界について友人の新聞記者と話をしてる中、ふと気がついたら、新聞を売るようになった。というような人。そう、漫画や小説に出てきそうな味のある「オヤジ」。
飲み初めて30分後。私は驚いていた。なんと、私の予測は、ほぼ合っていたのだ。大学は早稲田の政経だったし(中退かどうかは不明)、世界を旅行して回っていたし、いろいろな仕事を経験していたし、新聞屋の友達もいたし、政治にも詳しかった。本はとにかく読んでいたし、ある意味、今の日本を憂いていた。あまりにも予想と合致してるので、私は、担がれてるのかと疑った程だった。それにしてもオヤジと話している時間はとても暖かく、私は、とにかく酒を飲んでよっぱらった。
その日は、私が誘ったからという理由で、私がご馳走をしたのだが、次の日の朝聞いたら、オヤジはそのお礼に、ボトル(多分焼酎である)をいれておいてくれたらしい。飲んだお店は、オヤジのいきつけの店なので、またあのオヤジと飲む機会が出来ると思うととにかく嬉しくてしょうがない。それにしても粋なオヤジである。
人生には、こうした突発的な出会いがあり、それは私をいつも嬉しくさせる。出会いというと、恋愛の話になりがちだし、人脈というと、異業種交流会という流れがどこかある。だが、私は、そうした出会いや人脈でなく、こうした日々ふれあっている人との、出会いを深めていきたいと思っている。
ところで。そう考えると、この職場という場所にも不思議な人間が沢山いる。せっかくだから、興味のある人間とかたっぱしから飲んでみようと思う。そうしたら、きっと日々の仕事もより味わい深くなるに違いないのだから。
![転職、派遣、アルバイトまで!求人メルマガ [en]キャリアニュース](http://columnjob.en-careernews.com/images/en_logo.gif)
