上司あるいは、自分の強みについて

先日上司と話をしていて。君の強みは何だと思う?という話になった。

私は、「頭の良さです」と答える。「違う!」と上司。「フレキシビリティですかね?」「違う」と上司。「愛嬌?」と私。「違う」と上司。こうした不毛なやり取りの後、上司は、あきれたように、「君の強みはコミュニケーション能力だよ」と言った。そしてこう言った「君は君のいい加減さや、計算の弱さを全てコミュニケ-ション能力で補完してる」と。

これだけ相手の求める回答を外している私の能力がコミュニケーション能力なのか?と私は疑問に思うのだが、よくよく考えてみると、「なるほど」と思う面もある。よく「お前は1対1には強い」とか、「口では負けない」とか、「言ってる事はわからないが、なんとなく納得した気になる」とかそうした評価を受けることが過去10年くらいに渡って継続的に合ったからだ。

しかしである。実は私の幼少時代は、コミュニケーションが最大の弱みだった。1対1の人間関係が下手で、学校では人気者だが、家に帰ると、一人でプラモデルを作ってるような「暗い子供」だったのである。といっても、欲しかったのはプラモデルなんかじゃなくて、話ができたり、一緒に遊んでくれるただ一人の友達だったのだが・・・。

だから、私は、その自分が求める友達を作ろうと努力をし、それから孤独な戦いを行う。相手に話しかけ、相手の気を引いた。そして、何度も繰り返しそんな試みをしていたら、いつからか、友達が側にいた。

って、自分で書いていて、本気で泣きそうになる程、孤独な過去だ。でも、ここで、私が言いたいのは、弱みとは努力をすれば、強みになる可能性があるものかもしれない、という事なのだ。だから、今何かに弱みを持ってる人。それはもしかしたら、いつか最大の強みになるのかもしれない。めげずに頑張ってみて欲しい。

さて。2週続けて、上司の話をしたが、これは今がボーナス時期という事は全く関係がない。何故って、この上司は、このコラムを読んでいないからである。でも、思うのだけれど、こうした思いや感謝がなければ、コミュニケーション能力だけで、上司と仲良く仕事することは出来ないのではないかと思う。上司は気づいてないけれど、私の最大の強みは人を愛する気持ちの強さなんだと私は思っているのだ。ひそかに。