クリスマスの思い出
クリスマス。華やぐ世界の片隅で、私は点滴を打っていた。
25日未明。猛烈な吐き気と寒気。私の体は水分も栄養分もカラカラ。吐き気マックス。昨日食べたカキがいけなかったのか?(というより俺が作って友人に振舞ってしまった!)ネットビジネス歴10年のパワーを発揮し、吐き気+寒気で重複検索。恐ろしくおどろおどろしい病気の名前が並んだ。
午前10時。病院。日曜日なため、病院は無論しまっている。守衛さんに状況を話すと、「それならばこっちじゃ」という目配せで私は、緊急対応(というのだろか?)の入り口へいざなわれる。受け付け前には既に数名の病人の方。「これは待たされるな」という予感。
午後1時。病院。あまりにも待たされるので、ひまを持て余す。寒気がするが、近くの酒屋では明日発売のジャンプが売ってるので、購入の上、病院に戻り熟読。「病院の待合室でジャンプを読む33歳」と思ったところで、あ、今日が33歳の初日なんだって気がついた。私は誕生日がクリスマスイブなので、25日は新しい年の初めての日。やれやれ大変な年になりそうだ、と思う。
午後1時30分。診察室。症状を伝える。私の中には、「緊急入院」という言葉や「年末進行どうしよう!」とか「引継ぎできないどうしよう!!」とか「つーか忘年会の予定明日じゃん」といった重要な事と重要じゃないことがパラレルかつカオス的に浮かぶ。血液検査を行う間、点滴をする事になる。
午後3時。点滴中。1時間30分の点滴タイム。不思議な時間。でも、もしかしたら、2005年の中で一番ゆったりとして静かな時間。今年出会った人、今年別れた人。いろいろな出来事が浮かぶ。人生は出会いと別れの交点にあるんだな、なんて事が浮かぶ。ちょっと泣きそうになったりする事も思い浮かぶ。
と、ドキュメンタリー的に追ったのだが、結果は、単に風邪が胃に来ただけ。熱もそれほどない。よって、2日ほど安静にしていたら治るという事だった。「明日忘年会なのですが大丈夫ですか?」と聞くと、「馬鹿かこの人?」という目で回答される。
結論。人生は年をとると初めて起きることが沢山ある。よって、過去の経験にとらわれずに新しいことにトライをしていこうと思う。点滴を打つ1時間30分の間、私はいろいろな事を考えた。そして、そのいくつかを来年実行していこうと思っている。という事で、皆さん、良いお年を!
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