バレンタインに思ふ
それは、私が、1年に1度、国生さゆりを思い出す日。誰もが浮かれてカーニバルな日。そう、今日はバレンタインデー。
そして、会社員たる私にとっては、それは、義理チョコな日だ。といっても、私は、ここで義理チョコの価値を貶めてるわけでは決して無い。いや、むしろ義理チョコに私は圧倒的な価値を置いている人である。本気で。
義理。辞書には「他人との交際上やむを得ずしなければならないこと」とある。しかし、これは、裏を返せば、「無数に存在する他人の中で、交際をしていると認識してる他人に対してする行為」という意味である。私は、それが「やむを得ず」であろうが、「率先して」であろうが、「交際している」と思ってもらう事に価値を置く淋しがり屋の33歳独身男性である。
今日会社では、業務時間が終わりを告げようとする頃、多数の女性が多数の男性にチョコを渡す風景が見られた。私は、いつもよりも多めに仕事に集中をし、その風景を見てない振りをする。普段なら、隣でどよめきがあれば、誰よりも先にその集団に進む私だが、今日はその面影すらない。「静か」で「寡黙」。何かをしゃべったら、「俺にもチョコ無いの?」そんな悲しい一言が口から出てしまいそうだから。
バレンタインデー、それは、人事評価とは別の形で、日々の仕事が評価される日。社内恋愛というエリートコースはとうに諦めた私ですら、この日には、ソワソワしてしまうものなのである。「義理チョコ」には、上司からふとした時にかけられる「君には期待してるよ」という一言と同じ甘さを持っていると思えてしょうがない。なお、今日何個チョコがもらえたかは内緒です。
って、読み方によっては、本気で淋しい人になってしまう文章だ。これ(汗)。
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