オーダースーツ、あるいは自分の弱点について

私はスーツを買わない。創る。以前もここで自慢したかもしれないが、現在の私のスーツは基本的にオーダーである。エグゼクティブな感じなのである。

といっても、それは私がおシャレだから、という訳ではない。純粋に私の体形にあうスーツが世の中に売ってないのだ。私は身長170センチメートルで、体重47キロというアイドルもびっくりのスマートな体形。だから一般的に売っているスーツだと基本的にブカブカなのだ。よって、別に高いスーツを買ってる訳ではない。多分市販のスーツと同じくらいの価格だ。

まあ、単純にスーツを作っても面白くないので、裾をフレアにしたり、有名ブランド(ちょいモテ系とか)の奴をリスペクト(真似)してみたり、となかなか愉しいスーツライフ。今期もまた新しいスーツを作ったのだが、これがいつも以上に手間がかかっている。

手間といっても寸法採取とか生地選びとかではない。お店にいく度にお店が閉まってるのである。

1回目は、そのスーツ屋を紹介するため会社の部下を連れていった時。お店が拡大のために移転&休業をしていた。車を出して2時間もかけてお店まで来てくれた部下に深くお詫びをし、次週の日曜日に再度お店に。無論インターネットで時間を調べ、電話をし、開店時間を確認してだ。

2回目は、仕上がったスーツを取りに行った時。8時までだと思っていた営業時間が7時に短縮されたいたのを知らず。8時に滑り込みのつもりでお店に到着。無論お店は真っ暗である。そんな訳で私は手間暇をかけたにも関わらず今だ古いスーツのままなのだ。

オーダースーツを作るのは、自分の弱点を隠すためである。しかし、このオーダーというもの、私の弱点を全て明らかにしてくれる。事前確認をしない、行き当たりばったり。そんな弱点達をである。

そんな訳でいまだ手元に届いていないスーツ。かなりデザイン性を高くした今回の私のスーツ、私のデザインセンスの無さという弱点をも露にしてなければ良い。こんな風に、私はスーツをオーダーするのが大好きなのだ。