近所の居酒屋について。

そのお店は、私の家の近くにある。
以前から気になっているお店だったのだが、なかなか行く機会の無かったお店だ。

先日風邪をひき、鍋物がたべたいと思い、道をうろうろしていた時、『鳥鍋1200円』という看板が目に入った。熱燗と40代のオヤジが似合いそうなそのお店に私は初めて入った。

そのお店には、小さなカウンターがあった。寿司屋さん風に素材がガラスケースにある。メニューは手書き。酒の肴に良さそうなものばかりだ。

熱燗を頼む。すると隣のオジサン(先生と呼ばれていた人だ)は、「若いのに熱燗とは粋だな」なんていいながら、そのお店の料理がいかに美味しいかを語ってくれる。さらに、そのお店に入った私の選択眼も誉めてくれる。先生の言葉通り、料理はすこぶる美味い。その日、先生は私にお酒をご馳走してくれた。若い人(といっても30を過ぎてるが)がこうした店にくるのが珍しかったのかもしれない。

そのお店は、私の家の近くにある。料理が美味い。そして、酒が美味い。店主の腕がとても良い。だから、そうしたお店には心の良い客が集まるようだ。これからの寒い季節、こうしたお店の存在は、私の心をほっくりさせる。そして、こうしたお店を毎日やってくれる店主に私はひそかに感謝をする。